2010年03月12日

<津波>警報無視?最大波到達前に住民次々帰宅 群大が調査(毎日新聞)

 南米チリの大地震で大津波警報が出た際、最大波の到達前に多数の住民が避難所から帰宅していたことが、岩手県釜石市などを対象にした片田敏孝・群馬大大学院教授(災害社会工学)の調査で分かった。津波の第1波が小さかったため、危険性は低いと判断したとみられる。気象庁や自治体は、第2波以降に最大波が来る恐れもあるとして警戒を呼びかけたが、住民に浸透していなかった実態が浮かんだ。

 片田教授は日本に津波が到達した2月28日、釜石市と津波警報が出された三重県尾鷲市で避難所にいた人数の推移を調べた。

 釜石市の避難所計115カ所には、第1波の到達予想時間の午後1時半に最多の950人がいたが、第1波(20センチ)が観測された同2時8分には約910人に減少。以降、津波は徐々に大きくなったにもかかわらず、人数は減り続け、最大波(50センチ)が観測された同3時39分に約470人、再び50センチとなった同6時24分には約250人に減った。大津波警報が津波警報に切り替えられたのは同7時1分だった。

 釜石市によると、28日午前に沿岸地区の住民に避難指示を発令。防災行政無線や広報車で、第2波以降が大きくなる危険性を伝えながら避難を呼びかけ続けていた。同市防災課は「各避難所では職員が警報解除まで避難所に残るようお願いしたが、『食事の支度がある』などと言って帰る人もいた。強制はできない」と話す。

 一方、尾鷲市の避難所計20カ所では、第1波到達予想の午後2時半の避難者は166人。第1波(30センチ)が観測された同3時8分には238人に増えたが、その後は減少し、最大波(60センチ)の同5時5分には142人だった。

 片田教授は「住民は第1波の到達予想時間の情報は信用して避難した一方で、第2波以降が大きくなるとの警告には従っておらず、情報を有効に利用できていない。自分で判断するにしても、災害の特性に関する知識・理解をもっと深める必要がある」と指摘している。【福永方人】

【関連ニュース】
チリ地震:M5.9の余震で一時パニック
チリ大地震:橋が破損、道路に亀裂…脱出者で大渋滞
チリ大地震:義援金送金 ゆうちょ銀が無料サービス開始
ツイッター:災害情報伝達への検討指示 総務相が消防庁に
チリ大地震:鳩山首相が哀悼の意 大統領と電話で協議

裁判員「車で片道5時間」=選任前日から判決まで連泊−旭川地裁(時事通信)
<無料低額宿泊所>入所者増に市原市悲鳴、保護費に業者続々(毎日新聞)
中井防災担当相、低い津波避難率で「きちんと報道されなかった」(産経新聞)
「投資名目で詐取」バルチック・システムに賠償命令(読売新聞)
汚染土壌の無害化は可能=豊洲市場予定地の実験で報告−東京都(時事通信)
posted by シオミ タダオ at 03:25| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。